先週ブログを更新する時間がとれなかったので1週間遅れとなりましたが、2月4日は風疹の日でした。

前日には『「後悔したから知ってほしい」妊娠中に“風疹”母親のこと思い』というニュース報道もあり、風疹に関するツイートが増えました。もうすぐ風疹をなくすことができる、そんな時代が一歩先にあるという状況下での風疹大流行、CRS当事者や医療関係者の方々の「防ぐことができたのに」という悔しい思い、そして「二度と大流行を繰り返してはならない」という想いを多くの方に知っていただきたいと思っています。

そこで、具体的なアクションとして風疹ワクチン(MRワクチン)の接種を呼びかけたいところですが、ワクチンの供給不足の問題がいまだ解決していません。定期接種にも影響が出ています。最近になってやっと国が緊急調査を始めたとのことです(はしかワクチン不足懸念 国が接種状況を緊急調査, 1/31 神戸新聞)が、しばらくの間はこの状態が続くとみてよいでしょう。

このような状況下で三重県からは『麻しん(はしか)の集団発生について』ということで2月10日現在13人の罹患が確認されています。広島県からも『インドネシアから帰国した麻しん患者の発生について』の報告が出ました。麻疹は、基本再生産数(免疫のない集団で1人の患者が何人に移すかを表す)が16〜21で、風疹の7〜9やインフルエンザの2〜3など他の感染症と比べると感染力が強い感染症です。1人でも患者が発生すれば集団感染へと結びつく可能性があります。

風疹や麻疹の怖さを認識する機会は普段ほとんどありません。集団発生や大流行が起きたときになってから自分も予防接種をしなくてはと思う方がほとんどです。そのような時こそ、広く予防接種を呼びかけるチャンスなのですが、今の状況ではあまり強くプッシュできずに歯がゆい思いがします。それでも多くの方が話題としてくださり、CRSという病気の認知度が上がるということがありがたいです。とにかく、時計の針を戻さないでほしい。前へ、前へと進めてほしい。風疹によって命を落とす子どもがいなくなりますように。