難聴の程度について

難聴の程度は聴力レベルによって分類されます。聴力の単位はdB(デシベル)で表し、0dBを基準にして数値が大きくなっていくほど難聴の程度が重くなります。分類方法や聴力のしきい値は文献によって異なります。下記の分類方法は、あくまでも一例です。

レベル(Level) 聴力(dB)
正常(Normal hearing loss) 25dB未満
軽度難聴(Mild hearing loss) 25db~39dB
中度難聴(Moderate hearing loss) 40db~69dB
高度難聴(Severe hearing loss) 70db~94dB
ろう(Profound hearing loss) 95dB以上

軽度難聴の人は「静かな場所でも小さな声が聞き取りにくい」「うるさい場所で聞き取りにくい」「テレビの音が小さい」などの日常生活場面で不便を感じます。補聴器が必要になる人もいます。中度難聴になると、会話の聞き取りが難しくなり補聴器が必要になることが多いです。

高度難聴やろうの人は補聴器を装用していても会話が難しく、口話(読唇)、手話、筆談などの複数のコミュニケーション手段を併用する人がほとんどです。

身体障害者手帳等級による分類

我が国で法的に「聴覚障害者」として扱われるのは、以下の判定基準を満たし、都道府県より身体障害者手帳を交付された人です。

等級 基準
2級 両耳の聴力レベルがそれぞれ100dB以上のもの(両耳全ろう)
3級 両耳の聴力レベルが90dB以上のもの(耳介に接しなければ大声語を理解し得ないもの)
4級 1. 両耳の聴力レベルが80dB以上のもの(耳介に接しなければ話声語を理解し得ないもの)
2. 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50%以下のもの
6級 1.両耳の聴力レベルが70dB以上のもの(40cm以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの)
2.一側耳の聴力レベルが90dB以上、他側耳の聴力レベルが50dB以上のもの

なお、障害年金の等級、身体障害者手帳の等級とは異なります。1級(両耳の聴力レベルが100デシベル以上)と、2級(両耳の聴力レベルが90デシベル以上)があります。